腰痛と運動習慣・・・

運動習慣・・・動かさないことが大きなリスク

腰痛を抱えていると、腰に負担がかかると考えて運動を控えてしまう人がいます。

しかし一方で、運動不足自体が腰痛の慢性化につながるリスクの1つと考えられています。

発症したばかりの腰痛を除けば、腰痛の予防や改善において、運動は基本的にプラスの効果があると考えられています。

慢性的な腰痛の場合は、安静にすることがむしろマイナスになることもあります。

それは身体的な面はもちろんのこと、運動をできないことが心理社会的な面で悪影響を及ぼす可能性もあるからです。

特に、長時間のデスクワークや車の運転など、同じ姿勢を続けることを強いられる生活をしている人は要注意です。

仕事の合間に少しストレッチするだけでも格段に症状が軽減することもあるので、ぜひ取り入れてみてください。

喫煙習慣・・・タバコが腰を破壊する

喫煙の習慣がある人は、禁煙が腰痛改善につながる可能性があります。

喫煙は血管を収縮させます。椎間板の周囲にある毛細血管も収縮するため、栄養が行き渡らずに椎間板の変性を招き、腰痛につながるといわれているのです。

もう少し詳しく説明しましょう。椎間板というのは、脊椎の間にある円板状の軟骨です。脊椎にかかる衝撃を吸収するクッションの役割を持っています。

毛細血管が収縮して栄養が行き渡らなくなると、椎間板にあるプロテオグリカンという成分が減少し、水分が失われてクッション性がなくなってしまいます。

そのため、椎間板の変性は腰痛の原因の1つと考えられているのです。

ラットを使った研究でも、喫煙させた個人には椎間板の変性が多く見られたという結果があります。

また、8週間の受動喫煙で椎間板が変性し、禁煙により修復反応が見られたという報告もあります。

近年は紙巻タバコよりも害が少ないといわれている加熱式タバコが人気ですが、加熱式に換えたからといって安心はできません。

数種類の有害物質の量が減少するというデータは販売会社等から出されていますが、有害物質が半分になったとしても、健康被害が半分になるというわけではありません。

また、血管の損傷についてはほとんど変わらないという報告もあるほどなので、安易に考えることは危険であるといえます。

睡眠習慣・・・寝返りをうてないと腰に負担がかかる

睡眠は生活の中でも大きな割合を占めています。個人差はありますが、おおむね人生の3分の1は睡眠時間です。

睡眠に注意すべきなのは、きちんと寝返りをうてる状態にすること。

人は寝返りをうつことで、体の1部に負担がかかり続けることを回避しています。

横になっているときにも腰には負担がかかっています。朝起きた時に腰の痛みや重さを感じたことのある人も多いのではないでしょうか?

睡眠中の姿勢や、睡眠中の環境が悪いと、さらに大きな負担がかかることになります。

腰痛を経験したことのある人ならよくわかると思いますが、仰向けで足を伸ばして寝る姿勢は一般に腰に負担をかける姿勢です。

これは立っている状態での自然な脊椎のカーブが崩れるからです。

このように仰向けで寝るのがつらい場合は、横を向いて少し膝を曲げて、丸まったような姿勢をとると腰への負担は軽減されることがあります。

もちろん脊椎のカーブや、筋肉のつき方、痛めている部位により個人差はあるので、もっとも痛みが軽減される姿勢を自分で探してみてください。

そのうえで、適度に寝返りをうって、自然に腰を動かせる環境をつくることが大切です。

参考にして下さいね(^^)/

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