腰痛の仕組みを知ろう

「私、椎間板ヘルニアなんです」

例えば、このように私の整骨院の初診時に症状を伝えてくれる患者様は少なくありません。

その前に腰痛のため整形外科を受診し、診断されたということです。ならば、たしかに画像検査で椎間板の変形が確認されたのでしょう。

しかし、その患者様の腰痛が椎間板ヘルニアからきているとは限りません。病院では、痛みを訴える患者様に対して、その原因を診断し、施術することに重点が置かれています。

とくに、手術が必要ない場合や、老化によって病気を発症している場合には、痛みが完全にとれていなくても「これで、しばらく様子を見ましょう」

ということで施術が終わってしまいます。

そこで私の整骨院を訪ねてくるわけですが、私が施術することで腰痛が収まったということは、その患者様はヘルニアが原因の腰痛ではなかったという証拠ですね。

つまり、画像検査によって腰椎の異常を見つけることはできますが、痛みの原因を見つけることは難しいのです。

慢性の痛みは、多くの場合、原因以上に痛みそのものが問題であり、だからこそ、患者様は一刻も早く痛みを取ってほしいと願っています。

人は、「痛み」にとても敏感です。しかし、痛みが和らいでくること、改善していることに対しては鈍感です。私は、整骨院に通う患者様達に「よくなっていますか?」とよくたずねるのですが、

私が施術するかぎり、ずいぶんよくなったなぁと感じている方でも「いやぁ、まだ動かすと痛いんです」とおっしゃいます。

私は患者様の様子を毎回チャックしていますから、「前回は脚がここまでしか動かなかったけれど、今日はこれだけ動いて痛みもないようですね」と、動作を確認しながら言うと、

「あれ?本当だ。よくなっている」と気付いてくれます。見えない痛みは、改善してきていることが自分でわかりにくいのです。

改善していく感覚がつかめてくると、患者様は前向きになってくれます。

痛みを和らげるには、痛みがどのように起こるのか、そのメカニズムを知っておいことが大切です。

痛みは神経のあるところだけに感じます。体に起こった刺激は神経を通して脳に伝わり、痛みとして認識します。

そもそも痛みは、体の危機を知らせてくれるシグナルです。例えば、少しくらいケガをしても、痛みを感じなければそのまま施術せずに放置してしまうでしょう。

痛みの刺激を最初の感じとるのは、神経の先にある「侵害受容器」というセンサーです。そこで、物理刺激、熱刺激、内臓痛、過緊張などの刺激を感知し、神経を通して大脳に伝達されます。

痛みの刺激を脳に伝達すつ神経には、2種類あります。

1つは、瞬間的に痛みを認識する「早い痛み」の神経
もう1つは、ズキズキするような長引く痛みを認識する「遅い痛み」の神経です。

その違いは2種類の神経の伝達速度と経路の違いから生じています。

例えば、何かにぶつかったときに「痛っ!」と反射的に痛みを感じ、そのあとにズキズキとした痛みがくるのは神経伝達の違いからくるものです。

痛みのメカニズムで最も知っておいて頂きたいのは、「痛みは記憶される」ということです。

痛みは、危険を知らせてくれるシグナルですから、脳はその痛みを忘れないように長期間記憶しようとします。

これが痛みを慢性化させる原因にもなります。

たとえ腰痛が改善しても、痛みの記憶の影響で神経が過敏になっているため、ちょっとしたことで脳が「腰痛を感じる」のです。

痛みを慢性化させないためには、脳が痛みを記憶する前に痛みを取り除くことが大切です。つまり、急性期に痛みを放置せず、早期施術することです。

参考にして下さいね(^^)/

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