腰痛対処!!

今日は、「腰痛対処方法」についてお話させていただきます。

腰痛対処には、体のローカル筋に注目することが大切です。そのローカル筋の中でも腰椎や骨盤を安定させるために欠かせない「腹横筋」と「多裂筋」のふたつの筋肉を活動させるのが効果的です。

この筋肉を活動させることにより「骨と筋肉でできたしっかりとした体の芯」ができ「強い腰」ができ上がるのです。

そこで、まずはこれからあなたの腰を守る芯になってくれる二つの筋肉が、どのような役割を担っているのかをご紹介します。

●素早く動いて背骨を守る「腹横筋」

腹横筋はお腹をぐるりと取り巻くような形で、腰椎と骨盤に直接くっついている筋肉です。体が動き始める時に、どの筋肉よりも先に働きだす性質をもっています。

たとえば、ジャンプをするときには、ほかの筋肉よりも0.3秒速くこの筋肉に緊張が走ります。なぜ?ジャンプ動作に直接かかわりそうもないお腹の筋肉がはたらくのかというと、ここに腹横筋の最重要ポイントが隠されているのです。

人が動く時、体のバランスは必ず崩れます。ジャンプ動作ならば、飛び上がる前にまず、小さく前かがみになり上体を前に傾けます。

背骨は、積み木のように複数の骨がつながってできているので、バランス崩れたときは背骨どうしを「ガシッ」とかためないと、動く時にブレが生じます。そのためジャンプなどの大きな動きをするときは、体が動く前にローカル筋をはたらかせ体幹をかためるのです。

このとき使われるローカル筋の中で、もっともすばやく動き始めるのが腹横筋、というわけです。

この腹横筋は、ひどく痩せ細って弱っていたとしても、年齢や性別に関係なく、自分の力で再び強くできるのです。

●背骨と骨盤を陰で支配する「多裂筋」

多裂筋は、背骨ぼ後ろ側で1つひとつの両端からスッと斜め後ろに伸びている筋肉です。腹横筋が体のバランスを保つために使われる筋肉なら、多裂筋は背骨1つひとつの動きを制御している「背骨の支配者」と言えます。

多裂筋も、腹横筋と同じように体が動き出す直前から活躍し、体のバランス維持に一役買っています。

多裂筋の働きはそれだけにとどまらず、常に背骨の動きを監視し、背骨が安定するようにコントロールしているのです。

多裂筋は、いわばあやつり人形の糸のような役割を担っています。糸が切れたあやつり人形は、支えを失いパタンと倒れてしまいます。それと同じく、背骨は多裂筋によって、しっかりと支えられているのです。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/

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