私達、人間の体は十分に水を摂らなければ、硬くなり動きが悪くなります。腰痛にも関係します。
お吸い物に入っている「お麩」をイメージしてみてください。水分を含んでいるときは柔らかく、フワフワしています。
しかし、時間が経って水分が抜けていくと硬くなり、やがてピカピカ、パラパラに乾いてしまいます。
私達の体も同様です。そのため、腰痛の大きな原因に、体の水分不足による筋肉のコリがあると考えています。
それでは、私達は1日にどれくらいの量の水を飲み、どれくらい排出しているのでしょうか?
まず、排出する水分量を見てみましょう。
私達が排出する水分は、「目に見えるもの」と「目に見えないもの」に大きく分けられます。
目に見える水分で一番量が多いのは、尿(小便)です。1日に約1・5ℓをおしっこで排出します。また、便(大便)にも水分が約0.1ℓ含まれているので、合計約1.6ℓを排出します。
目に見えない水分とは、蒸発していく「汗」と「呼気」です。汗で約0.6ℓ、呼気で約0.3ℓ、合わせて1日約0.9ℓを排出しています。
これらを合計すると、なんと1日に約2.5ℓもの水分が体から失われているわけです。(個人差やそのときどきの体調や環境の変化によって変わってくるので、あくまでも目安)
一方で、人はどれくらいの水分量を摂取しているのでしょうか?
飲み物として飲んでいる水分が約1.2ℓ、食べ物に含まれている水分が約1ℓあります。そして、食べたものが体内で消化吸収されるときに栄養分を分解するときにできる水分があります。
この体内で作られている水分が約0.3ℓ、合計で1日約2・5ℓの水分を摂取していることになります。
こうして私達人間は、排出と摂取の水分量のバランスをとっているのです。人間の体は、水分量の20%を失うと生命の危機に陥るといわれています。
体重60キロの成人男子では36キロが水分ですから、その20%は7.2キロになります。(水1キログラム=1ℓ)
通常、1日に約2.5ℓの水分を排出しているということは、単純に計算すれば、水分を3日間摂らなければ死に至るということです。
実際には、水分が不足したら、体の調節機能が働いて尿や汗の量が減少するので、もう少し長く生きられるようですが、水分なしでは1週間も生きられません。
人間が生きることにおいて、水はそれほど大切な存在なのです。
私達は、体が脱水状態になっていても、なかなか自覚症状がありません。とくに中高齢者になると気づきにくくなります。
脱水症になっているのにそれに気づかない、いわゆる「かくれ脱水症」の高齢者も多いようです。
脱水症とは、体のなかの水分が汗で失われ、その不足分を補給できないときに起きる症状です。
汗のもとは血液中の水分ですから、血液の量が減り、血圧が低下することで、必要な栄養分が体全体に行き渡らなくなり、老廃物を排泄する力も低下します。
その結果、足がつったり、しびれが起こることもあります。また、、めまい、倦怠感、けいれんなど、熱中症の症状に至ることもあります。
なぜ、脱水症になるのかというと、私達の体は生命を維持する器官に優先して必要な水分を巡らせるからです。
第一に優先させるのは脳、次に各臓器、そして筋肉に水分がまわるのは最後になります。
つまり、脳には支障がないので、臓器や筋肉が脱水状態になっているとは感じないのです。
マラソン選手がレース中に、足がつったり、体が動かなくなって倒れてしまっても意識がはっきりしているのは、筋肉への水分供給をあと回しにして脳に優先的に水分が送り込まれているからです。
これからの季節、しっかりと水分補給をするのがよいでしょう。
参考にして下さいね(^^)/
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