ストレスを認めてあげましょう

ストレスと筋肉の関係性は深いです。

例えば、いつもストレスを感じている人というのは、全体的に緊張感が強い傾向にあります。

よく美容院などで「体がガチガチですね」と言われるような人は、全身に力が入っている状態になっています。

常に緊張して「力み感」が強い人は体全体が硬くなっているので、そこから「ストレスが多いな」と読み取れます。

あるいは「何かに怯えている」とか、「常に自己否定している」とか「頑張りすぎている」とも見て取れます。

そのため、部分的にしこりがあるタイプの人と全体的に緊張があるタイプの人とでは、施術中に話す内容なども変わってきます。

施術をしていると、ご自分のストレスを自覚しておらず、「ストレスなんてありません」と仰る方が結構います。

しかし、実際に体全体が緊張状態になって不調を感じているということは、何らかのストレスを感じていることを体が証明しています。

だからといって、患者様に「○○さんにはストレスがあって、それが不調の原因ですね」と断定するわけにはいかないので、そういったことを背景に抑えながら、施術を進めていくようにしています。

まずは、「体のここの歪みが原因なので、この歪みを改善しましょうね」というところから説明していかないと話が通じませんし、もしそこで患者様との信頼関係が崩れてしまうと、改善するはずのものも改善しない結果になります。

やはり、施術においては人と人の関係が一番重要で、施術法よりも、いかにその患者様に受け入れてもらえるかのほうがずっと大切なのです。

長い間、慢性的な腰痛で苦しんできた人の場合。もし今まで、他の整骨院などで施術をしてきたことが正しとすれば、必ずどこかで良くなっているはずですよね?

それが一向に良くならないのであれば、今まで言われてきたことを一旦脇に置いて、その常識を疑ってみることが肝心です。

そうはいっても、なかなかそれができないのが人間というものなのですけれどね。

先日、まさに、そのような患者様の実例がありました。

腰椎すべり症と病院で診断された50代の女性なのですが、当院でそれまで3回施術をして、だいぶ不調が改善されてきていました。

ところが4回目に来院した際に、腰痛ベルトを巻いてこられて、しかも「これを1日中付けていたら、また腰が痛くなってきました」と訴えられるのです。

「腰痛ベルトは巻かなくていいと、ご説明したと思うのですが、なぜ巻かれているのですか?」とお伺いしたところ、

「みんなに、付けた方が良いと勧められたから」と言うのです。

ちなみに、みんなと言うのは周りの友人たちのことで、その中のお1人に同じようにすべり症の症状を持つ人がいて、「すべり症があるから、ベルトで固定しておかなければならない」と説得されたそうです。

実際に、改善している人の意見を聞くならともかく、改善していない人の忠告を受け入れて、挙句にベルトで締め付けて血流が悪化して痛がっているので、「それでは本末転倒ではないですか?」と問いかけたところ、すぐに納得されていました。

参考にして下さいね(^^)/

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あなたのご来院をお待ちしております。

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