腰痛マッサージ

あなたは腰の痛みが治まらないとき、どんな対処療法をとりますか?

対処療法とは、病気の根本的な原因ではなく、そのとき現れている症状を軽減させるために行われる方法のことを言います。

多くの方は、まず薬局で買ってきた湿布薬を貼ろうとするでしょう。湿布薬を貼れば、6時間ぐらいは痛みをごまかせるものです。6時間後、薬効が切れたらまた新しい湿布薬を貼り、また切れたら・・・を繰り返し、なんとか治まればそのまま痛みのことは忘れてしまいます。しかし、再び何かの拍子に腰痛が顔を出します。

湿布薬で痛みが治まらないと、次は巷の整体院やクイックマッサージサロンなどに駆け込む方が多いようです。

こうした場所では、腰が痛いといえば、腰のあたりの筋肉をもみほぐすべくマッサージを施してくれます。施術を受ければ、1日か2日ぐらい、うまくいけば1週間ぐらいは痛みが和らいでくれることもあるでしょう。

しかし、これも結局にところ、湿布薬と同じで一時的なものです。しかも、一時的に回復しているということは、こわばっていた筋肉がもみほぐされることで「気持ちよく感じる」だけのこと。

それでも、若くて回復力のある方なら、マッサージでほぐされたことをきっかけに、しばらくは腰の痛みから解放されます。

しかしこれが中高年以降の場合、その効果は長続きせず、またすぐ痛みはぶり返してくる。まったくもって一時しのぎというわけです。

それでも、マッサージの効果が少しでもある方ならまだましと言わなければなりません。

中には、マッサージのせいで悪化してしまう方もいます。痛いといわれた部分に対して集中的に強い刺激を与えると、痛みの原因となっている筋肉のこわばりがさらに硬くなり、痛みが増すケースも多いのです。

 

私は、腰痛回復を目的としたマッサージはあまり効果がない、という考えです。

「腰の周りの硬くなった筋肉をほぐすと痛みが和らぐから」
「痛いところを押してもらうと気持ちいいから」

 

筋肉のこわばりはあくまでも結果として現れている症状。マッサージはその結果に働きかけているだけ。筋肉がこわばり、硬くなった原因を取り除かないかぎり腰痛が治ることはないのです。

痛みは結果です。体が、悪いところを「痛み」というメッセージで伝えてくれています。あなたは、自分自身の体から「どうにかして」とお願いされているのです。

その要求を無視してはいけません。痛みをいう結果だけをみて、マッサージに助けを求めるというのは、体からのメッセージに耳をふさいでいるのと同じことなのです。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/

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