「腰痛」という病気はない!!

腰痛」は病名ではなく、腰が痛いという症状の名前であることです。

様々な疾患や状態を含んだ複合的な概念であり、明確な定義は存在しません。

そんな「腰痛」のうち、原因を断定できるものは、骨の腫瘍や感染症、脊椎の骨折などによるものです。

その他に、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症など、神経症状がメインとなる疾患も画像診断等によって客観的に初見を確認できる疾患です。

それを「特異的腰痛」といいます。

医療機関でレントゲンやCTなどの検査を受ける事で判明しますから、その場合は医師の指示に従って腰痛を改善してください。

問題なのは、これらに当てはまらない腰痛です。痛みはあるものの、様々な検査を受けても原因が特定できないもの。

これらを専門的には「非特異的腰痛」と言います。

レントゲンなどを見ても問題が見当たらないので、いつから、どんなときに、どのようにを見て行きます。

身体を見るとは、具体的には、押して痛みのはどの部分なのか?姿勢の変化によって痛みは変化するのか?などを確認していくことです。

原因を根本から解決できなければ、いくら続けても、腰痛のない快適な日々は取り戻せません。

ですから、まずは自分の腰痛が原因を特定できる「特異的腰痛」なのかを病院で確認し、原因が特定できたのであれば、それに対する施術をしっかりと受けてください。

原因の特定できない「非特異的腰痛」であれば、体の歪みなどの原因が考えられますので、当院の整体で腰痛を改善してください。

なぜなら、腰痛になる原因は一人ひとり異なるからです。

例えば、慢性的な腰痛の原因としてどんなことが考えられるのかと聞かれても明快に答えるのは難しいというのが正直なところです。

非常に多くの可能性が考えられますし、何より患者様の状況が異なるということもあります。

年齢を重ねて筋力が衰えることで腰痛になると思っている人もいるかもしれませんが、必ずしもそういうわけではありません。

筋力が弱い高齢者でもまったく腰痛がない人もいれば、筋骨隆々の現役アスリートでも腰痛になる人もいます。

また、腰痛には個人の体の性質も大きく影響します。

皮膚の柔らかさが人によって違うように、もともと持っている組織の性質など、遺伝的要因、環境的要因も影響してきます。

適度に正しい運動をしているのに腰痛になる人もいれば、まったく運動習慣がないのに、腰痛にならない人がいたりするわけです。

さらに、痛みには「心因性疼痛」といって、ストレスなどの心理的要因で起こる痛みもあります。

特に腰痛は、その症状の悪化と慢性化について、心理社会的要因が強く関連していると考えられます。

心理と痛みの関係がわかる、興味深い話があります。

「むちうち」は、損害賠償が存在する国と存在しない国で治療期間が変わる、という話です。これは、痛みと言っていれば保険金がもらえるといったことを示しているわけではありません。

日本では「むちうち」は損害賠償の対象になります。

また、交通事故が多発していた時代にマスコミが「むちうち」について多くの報道をしたということもありますが、「むちうち」は慢性化することもある怖ろしいケガであるという意識が国民に根付いていると考えられます。

そんな日本では「むちうち」が慢性化してしまう人が他国と比べて多いというデータがあります。

逆に損害賠償の制度が未整備の国や、制度はあっても「むちうち」を保証しないくにでは、慢性化することが非常に稀で、ほとんどは短期間で改善されているという報告もあります。

つまり、同じ症状でも様々な心理社会的要因によって、施術時間や治療の効果には差が出てくる可能性があるということです。

不思議に思うかもしれませんが、これも痛みに心因性の原因がある証拠かもしれません。

このように痛みのリスクは一人ひとり異なり、かつ複合的です。腰痛の原因が一人ひとりの環境によって異なるわけですから、当然ながら対処法も個別に、様々なことを考えなくてはなりません。

参考にして下さいね(^^)/

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あなたのご来院をお待ちしております。

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