腰痛みの解消方法!知っていますか?

今日は、腰の不調の解消方法について、お話させていただきます。

当院に来院されている患者様に「腰痛対策は何かされていますか?」とお尋ねすると、「ジムに行って、筋肉を鍛えています。」とおっしゃる方が多いです。

腰痛対策=一生懸命激しい運動を行う

実は、この考えは間違っています。

1日30分ジムで鍛えるとか、腹筋運動を20回とか、ふだんやらない苦しい運動を長時間繰り返さなければ・・・と思わなくても大丈夫です。

鍛えるべき筋肉をしっかり刺激出来れば、どんなに簡単な動きでも短時間で充分な成果は出ます。

ただ、ローカル筋はふだん意識して使うことがないため、まずは「ドローイン」というローカル筋にスイッチを入れる動きから始めてみましょう。

最近では、ウエストサイズダウンを目的としたダイエットとしても使われることが多いため「ドローイン」の言葉は耳にした事があるかもしれませんが、これはもともと、体幹筋を鍛えるさまざまな運動の「基本の動き」として生み出されたもの。

しかし、簡単な動きにも関わらず、実は正しく出来ている人はほとんどいないのです。

テレビや雑誌でドローインが取り上げられると「お腹を凹ませるだけ」とかなりシンプルに紹介されています。

これは偽のドローイン。たしかに、お腹を凹ませるという点に変わりはありませんが、じつは真のドローインを行うには、あるコツが必要なのです。

そこで、最初の1回は、このコツを掴むために、仰向きに寝て行ってください。

1.仰向きに寝て、膝を立てる。左右の下腹部に指をあてる
2.背中を床に押し付けるようにしつつ、おへそをグーッと思い切り引き込んでいく

この1.2が出来れば、腹横筋にしっかりと力が入っている状態です。まずは10秒間。慣れてきたら30秒間凹ませてみましょう。

できない人は・・・

背中を床に近づけておへそを凹ませる動きができなかったり、凹ませても指をあてている部分に硬さを感じる事がなかったりという人もいると思います。
そういう場合は、指で押さえたまま「コホン、コホン」と空ぜきをしてください。

どうですか?こうすると同時に、指を通して筋肉が硬くなった感触が伝わると思います。一度感覚がわかったら、再びお腹を凹ませてみましょう。

ドローインをすると、腹横筋は厚くなります。人間というのは面白いもので、特定の部位に意識を集中すると、その筋肉の働きを強めることができるのです。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/

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