肩こりがひどい時の筋肉は?

肩こりがひどいとき、筋肉がガチガチに硬くなります。そのとき何が問題だと思いますか?

それは、体の中で「水」が流れなくなることです。私達の体は、60%以上を水分が占めていて、この水が常に循環しているかどうかが、非常に重要なのです。

体には、血管とリンパ管がくまなく巡っていて、水の運搬をしています。同じように血管とリンパ管の間、細胞と細胞の間にも体液が流れています。

この体液は、血管から染み出た酸素と栄養素を含む体液で、細胞にこれらを運び、また細胞から排出された老廃物を毛細血管やリンパ管に運ぶ役割をもっています。

つまり、水を循環させるのが筋肉のポンプ活動です。筋肉は、収縮と弛緩を繰り返すことで、ポンプのように体液を取り込んだり吐き出したりしています。

そうすることで、必要な栄養素と酸素を取り入れ、疲労物質などの不要な老廃物を排出しているのです。この筋肉のポンプ運動が、体中の「水」の循環を促しています。

ただし、これは筋肉が本来の柔軟性を保っている場合の話。筋肉が硬くなっている場合はどうなるか、おしぼりを例に説明しましょう。

おしぼりをギュッと固く絞ると、水がジュワーと出てきますよね。その硬い状態のままに浸しても、ほとんど水を吸収しません。ねじれを解いてゆるめれがば、スポンジのようにたっぷり水を吸い込みます。

筋肉も同じで、硬く凝り固まった状態では、体液を十分に吸収することができません。新しい水が入ってこないということは、老廃物を排出することもできないわけで、疲労物質がたまっていきます。

これが、筋肉の「こり」を助長する循環障害です。

循環障害とは、たとえるなら家の中で下水が詰まっているようなものです。下水が流れないのに上水道からどんどん水を入れたら、家の中が水であふれてしまいますよね。

下水の流れが良く、さらに水道からザーっとキレイな水が流れていれば、下水は詰まらないし、キレイなままです。たっぷりの「水」を循環させることが大切なのです。

人体の場合は、「詰まり」を治すのはそう簡単ではありません。肩を局所的に叩いたり揉んだり押したりしても、周囲が変わらなければ解決しないのです。

つまり、「こり」がある部分だけにアプローチしても。肩こりは改善しないのです。

あなたが、肩こり、首痛・頭痛でお悩みでしたら是非一度、かたの整骨院で体の歪みを改善しませんか?

あなたのご来院を、お待ちしております。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/

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