背骨という軸は、私達人間にとって生命活動の基盤となる「大黒柱」のようなものです。ストレートネックによってこの大黒柱が十分に機能しなくなってくるといったいどういうことが起こるのか?
ここでもう少しくわしく見ておきたいと思います。先程述べたように、背骨という柱は上から「頸椎」「胸椎」「腰椎」「仙骨」に分かれています。
ストレートネックで頭が前に出ると、これらの柱のバランスがどのように崩れてくるのか、そして、それによってどのような体調変化が現れるのかを順に説明していくことにしましょう。
まずは、頸椎からです。
いつも頭と首を前に出していると、頸椎のカーブ消失が進んでストレートネックになっていってしまうのは先に述べた通りです。
カーブの消失が進むとクッション性が衰えてきて、頭の重みがまともに頸椎にかかってきます。こうなると、重労働のプレッシャーに耐えかねて頸椎の関節が悲鳴を上げることになっていくわけです。
ただ、頭の重みの負担が頸椎のどのあたりかにかかるかによって、悲鳴の上がり方が多少変わってくるのです。
たとえば、頭の荷重負担がいつも頸椎の上の方にかかっていると、頭痛やめまい、耳鳴りをはじめとした数々の不定愁訴が現れやすくなります。
これは、頭の重みによって「後頭骨」と「第1頸椎」の間が狭くなってくるためです。後頭骨は頭蓋骨の一番下の骨、また第1頸椎は頸椎の一番上の骨です。
つまり、背骨という柱の一番上の「頭と首の境界」にあたる関節が狭くなるのです。この境界の部分には非常に多くの神経が通っていて、頭の重みによってこの部分の隙間が狭くなってくると、これらの神経がさかんに圧迫されて様々な不定愁訴が出現することになるわけです。
ちなみに、頭痛・めまい・耳鳴り・など「頭部」を中心とした症状が現れるのは、首から上の「顔・頭方面」に向かう神経が圧迫されているため。
頭部症状ではこれらのほか、顔のしびれ、頭皮のしびれ、目のかすみ、目の渇きといった症状もよく現れます。
また、後頭骨と第1頸椎の間には多くの自律神経が通っていて、これらが圧迫されることにより自律神経失調症のような症状が現れることも少なくありません。
このように、ストレートネックで頸椎の上のほうに頭の荷重負担がかかっていると、様々な不定愁訴に悩まされたあげく、心身がコントロール不能のような状態に陥ってしまうことが多いのです。
あなたがストレートネックでお悩みでしたら是非一度、かたの整骨院までお越し下さいませ。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/
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