患者様からの質問がありました。
「ストレートネックかどうか、自分でわかる方法はありますか?」
たしかに、ご自身でストレートネックなのかどうか、気になりますよね?
では、ここでちょっとセルフチェックをしてみましょう。
まず、壁際に背を向けて真っ直ぐ立ってみてください。「気をつけ」のポーズが基本ですが、無理に体に力を入れず、普段と同じように自然体で立つようにしましょう。
このとき、「後頭部」「肩甲骨」「お尻」「かかと」の4点が無理なく壁につくのが正しい姿勢です。
意識せずとも後頭部がすっと壁に着くならば、ストレートネックではないと見ていいでしょう。
しかし、以下のように後頭部が壁につかない場合は、ストレートネックということになります。
軽度レベル
普通に立っていると後頭部がわずかにつかないけど、意識して体に力を入れて頭を立てればわりとすんなり壁に着く
中度レベル
普通に立っている時に、後頭部がまったくつかない。でも、頭を後ろにつけようと意識すれば、どうにかこうにか壁に着く
重度レベル
頭と首が大きく前に出ていて、どんなに頑張っても後頭部が壁に着かない
とても簡単なテストなので、皆様も壁際に立ってチェックしてみてください。
ここで、少しストレートネックという現象について、基本的なことえお説明しておきます。
本来、首に頸椎は前方向に向かって緩やかにカーブしています。専門的には「前彎」呼んでいるのですが、頸椎はこのゆるやかなカーブをクッションのように利用することにより重い頭を受け止めているわけです。
また、頸椎にこのカーブがあると、頭の位置が自然に後方にシフトされ、頭の位置を背骨の真上に保つことができるようになっています。
ストレートネックは、頸椎にこの「ゆるやかなカーブ」が失われてしまった状態のことを指します。
レントゲン撮影をするとよくわかるのですが、前彎しているはずの頸椎が真っ直ぐになってしまっているのです。
頸椎にカーブがなくなってくると、頭を後方にキープできにくくなり、自動的に頭が斜め前へニュッと突き出るような格好になってきます。
すると、首や肩にコリや痛みが起こります。なぜなら、頸椎の関節にはとても多くに神経が通っているので、頭の重みで関節と関節の隙間が縮まってくると、それらの神経が圧迫され多くの症状が現れるようになります。
このように、頸椎カーブが失われてストレートネックになると、頭を支えきれなくなってきて、肩こりや首コリを手始めにいろいろなトラブルや不調に見舞われるようになっていってしまうわけです。
あなたが、ストレートネックでお悩みでしたら是非一度、かたの整骨院までお越し下さいませ。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/
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