最近、歩き方に迷っている人が大変多いようです。
正しい歩き方は、意識だけではできません。
繰り返しになりますが、正しい歩き方はかかとから100%着地するのではなく、かかと50%、小指と親指周辺で各25%というイメージで、足裏全面で受け身を取っているのです。
そして、膝は伸ばしきらず、歩幅は歩く速さに合わせた自然の歩幅がいいのです。
しかし人間は正しい歩き方をいくら意識したとしても、すぐ忘れるようになっています。
空気を吸うのと同じで、歩き方は意識だけでは、そう長く続かないものです。
そこで、正しい歩き方をする前に、やるべきことが3つあります。
①正しい歩き方は意識するだけではできないので、意識しなくても自然と正しい歩行ができるように、足裏のバランスを整え、かかとへ片寄っていた重心を正常な位置に戻し、その左右差をなくすことが大切です。
②立っている時、膝を伸ばしきらず、ほんの少し曲げかげんで歩くクセをつけることです。
つまり、膝を伸ばしきって立つと、骨に頼って体を支える事になり、かかとからの介達外力が体の上部を直撃してしまうのです。
膝を少し曲げかげんにして立つということは、筋肉に頼って立つということで、かかとからの介達外力を膝から下で吸収無害化できるということなのです。
③歩くとき、膝を今までより1㎝くらい上げるようにするのです。
そのためには、普段からその場で膝を水平に上げる足踏み運動をおこなって、膝を上げて歩く筋力をつけることです。
この他、両膝を絞める筋力をつける「膝締め屈伸運動」をしておくと、正しい歩行が自然と促されます。
つまずきやすい人は、膝が上がらなくなってきた証拠なのです。
そして、最後に正しい歩き方について、具体的に紹介しておきます。次にあげる正しく歩くための5つの基本動作をマスターしてください。
①かかと・小指側・親指側の3点が同じくらいに着地できるスピードをイメージする・・・前後のバランスを整える
②自分にあった歩幅をイメージして、一直線に体を揺らさず、バランスよく歩く・・・左右のバランスを整える
③膝は伸ばしきらないで、また反らしきらないでリズミカルに歩く・・・上下のバランスを整える
④足指を地面着地させて踏ん張り、地面をつかむイメージで歩く・・・衝撃ねじれのバランスを整える
⑤浮き指や外反母趾などの異常があればテーピングなどで矯正して、自分の足にあった靴歩く・・・環境条件のバランスを整える
これらの基本動作で歩く事が体の歪みの改善に役立ちます。
参考にして下さいね(^^)/
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