坐骨神経痛の原因について

年齢を重ねるにつれ、「お尻から足にかけて痛い」「長く座っていると足がしびれてくる」そんな症状に悩まされていませんか?

それはもしかすると、坐骨神経痛のサインかもしれません。

「神経痛」と聞くと難しそうに感じますが、実は40代以降の女性にとても多いお悩みの1つです。

今回は、坐骨神経痛が起こる原因と、その背景にある体の変化について分かり易くお伝えします。

                                       

★坐骨神経痛とは?

まず「坐骨神経」とは、腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足先まで伸びている人の体で最も太く長い神経です。

この神経が何らかの原因で圧迫されたり、刺激されたりすると、痛みやシビレが出てきます。特に40代以降の女性は

〇長時間のデスクワーク
〇家事や育児による腰への負担
〇運動不足や筋力の低下

といった生活習慣の変化から、坐骨神経にストレスがかかりやすくなります。

                                      

★坐骨神経痛の主な原因

坐骨神経痛の「原因」は1つではありません。代表的なものをいくつかご紹介します。

①腰痛の歪みや椎間板の変性

年齢を重ねると、背骨の間にある「椎間板(ついかんばん)」がすり減ったり、変形したりします。

その結果、神経の通り道が狭くなり、坐骨神経が圧迫されることで痛みやシビレが起こります。

②筋肉の硬さ(梨状筋症候群)

お尻の奥にある「梨状筋(りじょうきん)」という筋肉が硬くなると、すぐそばを通る坐骨神経を圧迫してしまします。特に、座りぱなっしの姿勢や冷えによって筋肉がこわばりやすくなるため、女性に多いタイプの原因です。

③骨盤の歪み

出産予定や日常の姿勢のクセによって骨盤が歪むと、腰やお尻の筋肉のバランスが崩れ、神経に負担がかかります。

「片足に体重をかけるクセがある」「足を組むことが多い」なども注意が必要です。

④冷え・血流の悪化

女性に多い「冷え」も坐骨神経の隠れた原因の1つです。血流が悪くなると筋肉が硬くなり、神経を圧迫しやすくなります。

特に冬場や冷房の効いたオフィスでは、下半身を冷やさない工夫が大切です。

                                       

★痛みの根本原因は「体のバランス」にある

坐骨神経痛というと「神経が悪い」と思われがちですが、実は多くの場合、神経を圧迫している筋肉や骨格の歪みが根本原因です。

つまり、痛み止めや湿布だけで一時的にラクになっても、体のバランスが整わなければ再発してしまうのです。

体の歪みを整え、血流を良くし、筋肉が柔らかく動ける状態をつくることが、改善への近道です。

                                      

★日常でできるセルフケアのポイント

症状を和らげるために、日常生活で意識してほしいポイントがあります。

〇長時間同じ姿勢をとらない
〇座るときは背筋を伸ばし、骨盤を立てるように意識
〇冷えないように腰やお尻を温める
〇軽いストレッチでお尻や太もも裏をほぐす

これらを意識するだけでも、神経への負担が減り、痛みの軽減につながります。

                                      

★最後に

坐骨神経痛は「歳のせい」ではありません。

多くの場合、体の使い方や姿勢のクセを見直すことで、しっかり改善していくことができます。

「動くと痛い」「シビレて眠れない』「長く座っていられない」

そんなお悩みを放置せず、早めに専門家に相談することが大切です。

あなたの痛みには、必ず原因があります。

その原因を見つけて整えていくことで、もう一度「軽やかに歩ける毎日」を取り戻すことができます。

当院で坐骨神経痛を改善しませんか?

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かたの整骨院