「自律神経失調症」の原因に「体の歪みと食いしばり」があります。
食いしばっている時は、筋肉が緊張状態にあります。その状態は、交感神経が優位になった状態です。
本来、寝ているときは、体がリラックスしたときに働く副交感神経が優位になっています。そのことで、良質の睡眠が得られます。
ところが、睡眠中も交感神経が優位になると、中途覚醒が始まります。自分では気づいていなくても何度も目が覚め、睡眠の質が低下します。
私達の体と心は、深いところで密接に関連しています。睡眠障害で全身的に悪い影響が出てくると、免疫力も低下してしまいます。
また、ストレスや不規則な生活、運動不足から、夜に食いしばるようになり、そうすると自律神経が乱れ、汗をかきづらい体質になって体温調整ができなくなり、口呼吸になってしまいます。
人は汗をかくことで体温を下げていますが、上手に汗をかけないと、犬のように口を開けて、口呼吸をして体温を下げようとします。
鼻呼吸をしていれば、空気中の細菌やウイルスなどを吸い込んでしまっても、鼻毛や鼻の粘膜がガードしてくれます。
鼻毛や鼻の粘膜は、体に悪い物質を取り込まないろ過装置の役割をしてくれているわけです。
ところが、口呼吸になるとそうはいきません。口の中の細菌も、空気中の細菌やウイルスもどんどん吸い込んでしまいます。
私達の口の奥には、扁桃腺があります。これはリンパ組織で、最近などからの防衛を行っています。
自律神経の乱れからいつも口呼吸をするようになると、むき出しになった扁桃腺がダメージを受けます。
限度を超えると、慢性的に細菌に感染した状態になります。そうなると体の免疫が狂ってきて、さまざまな病気の引き金になってしまいます。
ぜんそく・アレルギー・アトピー性皮膚炎・・・
口呼吸から、こうした病気が起きやすいことがわかっています。
「体の歪みと食いしばり」によるさまざまな心身の不調は、大きなストレスになります。長年にわたって受け続けたそのストレスは、心の病(うつ病やパニック障害)の引き金にもなります。
ある日突然、めまい、心臓が激しくドキドキする、呼吸困難といった症状とともに、激しい不安が発作的に起こる。。。
医師の診断を受けても、体に異常は発見されません。発作に関する恐怖感は計りしれないほど強く、発作を起こすと生命の危機をひしひしと感じてしまうそうです。
「体の歪みと食いしばり」から不定愁訴を発症してしまう。肉体的な不調から、精神的な面にまで悪影響が及ぶのです。
心の病と体の歪みの関係を噛考える時、心の病は体の歪みの2次的、あるいは3次的な病気と考えられるわけです。
ただし、心の病のすべての原因が体の歪みにあるとは言いません。心の病には複雑な要因があり、体の歪みだけに原因を絞り込むことは妥当ではないからです。
心の病に、体の歪みが原因になるケースもある・・・
心の病と体の歪みの関係については、こう理解していただきたいと思います。
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