毎年6月に入ると「なんとなく体が重い」「食後にみぞおちが詰まる」「背中の左側だけ張る」というご相談が急増します。
交野市のかたの整骨院にも、この時期になると同じ悩みを抱えた40〜60代の方が多く来院されます。
「梅雨だるさ🟰自律神経の乱れ」ーテレビや雑誌ではそう説明されることがほとんどです。もちろん気圧変動による自律神経への影響は事実ですが、それだけでは説明できない”しつこいだるさ”があります。
当院が注目しているのは、脾臓(ひぞう)・膵臓(すいぞう)から背中や体幹の筋肉に緊張が波及する「内臓体性反射(ないぞうたいせいはんしゃ)」というメカニズムです。この反射を理解すると、なぜ梅雨に”みぞおちの重さ”と”背中の張り”がセットで起こるのがクリアに見えてきます。
[リセット整体の基本的な考え方はこちら→ https://katanosk.com/post-15055/
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🔳 第1章:なぜ梅雨に脾臓・膵臓が疲れるのか
脾臓は古くなった赤血球の処理や免疫細胞の管理を担い、膵臓は消化酵素とインスリンを分泌して血糖値を調整しています。
どちらも「目立たない休めない臓器」です。
梅雨の時期に起こりやすい生活変化を整理してみましょう。
湿度上昇→発汗効果の低下→体液循環の停滞
気圧低下→副交感神経が優位になり過ぎる→消化管の運動リズムが乱れる
冷たい飲食物の増加→膵臓への消化負担が増大
これらが重なると脾臓・膵臓エリアの血流や神経伝達に微細なストレスが蓄積します。臓器そのものが”病気”になるわけではありませんが、機能的な疲労が神経を介して筋骨格系にまで波及するのがポイントです。
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🔳 第2章:T6-T9と大内臓神経ーみぞおちの重さの正体
脾臓と膵臓に交感神経を送っているのは、胸椎6番〜9番(T 6-T9)から出る大内臓神経(だいないぞうしんけい)です。この神経は脊髄を出たあと椎体の前面を下行し、横隔膜を貫いて腹腔神経叢(ふくくうしんけいそう)に合流します。
内臓体性反射では、臓器側の機能的ストレスが求心性線維(内臓→脊髄)を通じて脊髄後角に伝わり、同じ髄節を共有する体性神経(脊髄→筋肉)に”誤った緊張指令”を出します。
脾臓・膵臓の場合、影響を受けやすいのは以下の組織です。
組織 髄節 反応パターン
傍脊柱筋(T6-T9レベル) T6-T9 背中の左側に限局した張り・硬結
広背筋 T6-T12(胸腰筋膜経由) 体幹の回旋制限・腕を上げた時の重さ
腹直筋上部 T6-T7前皮枝 みぞおち周辺の圧迫感・つまり感
つまり「みぞおちが重い➕背中の左側が張る」という訴えは、脾臓・膵臓→T6-T9→大内臓神経→腹腔神経叢というルートの内臓体性反射の典型パターンと考えることができます。
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🔳 第3章:広背筋と”体が重い”の意外な関係
梅雨だるさを訴える方に共通する所見の一つが、広背筋の過緊張です。広背筋は背中から腰、骨盤、上腕骨まで広がる人体最大面接の筋肉で、胸腰筋膜を介してT6-T12の脊柱起立筋群と連結しています。
脾臓・膵臓からの内臓体性反射でT6-T9レベルの傍脊柱柱筋が緊張すると、筋膜の連鎖を通じて広背筋全体のトーン(緊張度)が上がります。
するとーーー
腕を振って歩く動作が重くなる→「なんとなく体が重い」
呼吸補助筋としてのこうはいきんが固くなる→「息が浅い・呼吸しづらい」
骨盤の安定性が崩れる→「腰まわりもだるい」
患者さんは「全身がだるい」と表現しますが、実際に触診すると広背筋の左側に明確なトーン差があるーーこれが臨床で非常に多いパターンです。
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🔳 第4章:Chapman反射点ーー左T5-T7肋骨の圧痛
オステオパシー医学で用いられるChapman反射点では、脾臓は左T7横突起周囲、膵臓は左T5-T6肋骨の外側に対応するとされてます。
当院では初回検査時にこのポイントを触診し、明確な圧痛や硬結がある場合は「脾臓・膵臓エリアの機能的ストレスが筋骨格系に影響している可能性」と判断します。Chapman反射点の圧痛が軽減するにつれて、背中の張りやみぞおちの重さも同時に緩和されるケースを数多く経験しています。
*Chapmanはんしゃてんはあくまで機能的な評価指標であり、疾患の診断を行うものではありません。内臓しっかんが疑われる場合はいりょうきかんの受診をお勧めしています。
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🔳 第5章:かたの整骨院のリセット整体ーー梅雨だるさへのアプローチ
当院のリセット整体では、梅雨のだるさ・みぞおちの重さに対して以下の手順でアプローチします。
神経レベルの特定:T6-T9傍脊柱筋の硬結・Chapmanはんしゃてんの圧痛をしょくしんで評価
広背筋・胸腰筋膜のリリース:過緊張を起こしている広背筋の左右差をを解消
横隔膜の可能性回復:大内臓神経が貫通する横隔膜脚周囲の柔軟性を確保
腹腔神経叢エリアの循環改善:みぞおち深部の緊張を間接的に緩和
セルフケア指導:呼吸法・みぞおちのリリースのストレッチを指導
ポイントは「だるい場所を揉む」のではなく、だるさの”震源地”である内臓ー神経ーきんの連鎖を上流から解除する事です。
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🔳 まとめ
梅雨のだるさ=自律神経の乱れ、で片付けてしまうと”いつまでも取れないだるさ”の本質を見逃します。
脾臓・膵臓の機能的疲労がT6-T9の大内臓神経を介して背部に波及する
広背筋・傍脊柱筋の過緊張が「体が重い」「息が浅い」を生むChapman反射点(左T5-T7)の評価で”震源地”と特定できる
「毎年梅雨になると調子が崩れる」「みぞおちの重さが気になる」と言う方は、一度リセット整体で内臓ー神経ー筋の連鎖をチェックしてみませんか
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